歯列矯正が与える体への悪影響をご存知ですか?
いまや聞きなれた「歯列矯正」、歯列矯正の賛否について多くのサイトでも書かれていますが、
見た目や噛み合わせ、矯正中のデメリットなどに関して書かれている所が多いです。
特にお子さんの歯並びが気になる方や
女性は見た目を大切にされる方が多いので、
矯正自体を否定する事はしませんが、
コチラではあまり書かれていないその後の「体への影響」を考えてみます。
私自身は矯正をした経験が無いので、している時の「痛さ・違和感」は分からないのですが、
器具をつけて固定する事でその骨はもちろん、周囲の骨まで固定する(引っ張る)事になります。
それは、骨にくっついている筋肉までも引っ張る事になり、筋の緊張を作ってしまいます。
想像してください。常に何か・誰かに引っ張られているという状態を。
それがどんなに小さい力であろうと体は敏感ですから不快感を感じます。
口の周りの筋は咬む筋肉です(咀嚼筋)。その力は体の中でも相当な強さのものです。
その筋の緊張はその周りの筋の緊張を促し、それは連鎖的に全身に波及していきます。
(試しに強く歯を噛みしめてください。お尻や足まで緊張するのが分かると思います。)
矯正中に肩こり・頭痛を訴える方は多いです、当然ですね。
器具が骨(を通して筋)を引っ張ってるんですから。
歯列矯正を子供時代にすると、成長期にこの緊張が続くのです。
それは全身の骨の成長をも変化させうると私は思います。
これが原因で大人になってから肩こり・頭痛に悩まされる方は多いのではないかと思っています。
(コレは証明されていません、あくまで私の臨床による私見です)
逆に矯正をすると肩こりが治る方がいますが、
結果的に以前より体の歪みが少なった場合そうなる事もあると思います。
しかし、圧倒的に多いのは長期間の締め付けにより体の緊張だと思います。
歯列矯正後は体のケアがおススメ
見た目・構造的・精神的・・・歯列矯正は多くの変化を体に起こします。
今は技術が発達しているのでもっと良い(体に負担が少ない)方法もあると思いますが、
検討中の方は時期や装着機関等、慎重にご検討ください。
当院でも歯列矯正をされていた方の施術をする事がありますが、
やはり何年前にやっていても筋肉(口の咬む筋肉)が硬く緊張しています。
それを緩めるだけで肩こり・頭痛は大きく改善しております。
しかし、骨まで硬くなっているので回数がかかる事もございます。